ミドリムシ(ユーグレナ)とは、植物と動物両方の栄養素をもった微生物です。株式会社ユーグレナの研究により培養に成功し、未来の食材として世界中から注目されています!

ミドリムシ(ユーグレナ)とは?

5億年以上前に誕生したミドリムシ(学名:ユーグレナ)は植物と動物両方の性質を持った微細藻類です。昆虫とはまったく異なりワカメやコンブの仲間です。
植物のように光合成を行い栄養分を体内に溜め、動物のように細胞を変形させて動くという、植物と動物両方の性質をもつ不思議な微生物なのです。

最上級のミドリムシ「ユーグレナグラシリス」

ミドリムシと一言で言っても、世界中で100種類以上存在しており、保有している栄養素や大きさなど種類によって異なります。
そんな数多くのミドリムシの中でも、特に食品として研究が進められているのがミドリムシのちからでも使われている「ユーグレナグラシリス」という品種です。
ユーグレナグラシリスは植物と動物の栄養素を合計59種類(後述します)も併せ持っているため、サプリメントの材料として最適です。
このユーグレナグラシリスの培養に成功したのが、「株式会社ユーグレナ」という会社です。
2005年12月、いままで誰も(それまでも世界中で研究されていました)成し遂げられなかった食用としての大量培養に成功し、初の商品化が可能となったのです。
株式会社ユーグレナについては、こちらをご覧ください

小さな体に秘められた59種類の栄養素

顕微鏡でしか見えないほどの小さな体に、ミドリムシは「植物の栄養素」と「動物の栄養素」両方を備えています
前述の「ユーグレナグラシリス」であれば、その数なんと59種類!
植物と動物の中間の生き物であるミドリムシならではの特性であり、その両方の栄養素…ビタミン、ミネラル、アミノ酸に不飽和脂肪酸など、ミドリムシは人間が必要とする栄養素のほとんどをその体に秘めているのです。

ミドリムシに含まれる59種類の栄養素一覧

ヒトにも吸収しやすい植物性の栄養素

栄養は摂取した後に体内できちんと消化される必要があります。
野菜をはじめとした植物から栄養を摂取する場合、よく噛んでも体内への消化消化率はせいぜい40%前後だと言われていますが、これは植物性栄養素が必ずもっている「細胞壁」が原因です。
学校の授業などで習ったことを覚えている方も多いと思われますが、植物の栄養素には「細胞壁」という壁が存在しています。この壁をヒトの体はうまく消化できず、消化効率が悪くなってしまうのです。
しかし、ミドリムシの細胞を覆っているのは細胞膜のみです。
つまり、ミドリムシは植物の栄養素を持ちながらも、野菜や果物よりも効率的に植物性栄養素を消化・吸収することができます。
前述の通り、野菜などはよく噛んでも消化吸収率40%前後だと言われていますので、この差は歴然です!

ミドリムシにだけ存在する「パラミロン」という成分

パラミロンは、世界中でミドリムシにのみ存在する特殊な成分です。
ミドリムシが光合成によって生産した糖を効率よく貯めるために作られていると考えられています。
パラミロンはユーグレナの独自成分でβ-グルカンの一種です。食物繊維と同様の性質を併せ持ち、さらに医療分野での応用も期待されています。
パラミロンについて詳しくはこちらをご覧ください